始まりはいつだって そう何かが終わること

前回の投稿から2年。

ちょうど今日がお世話になった方の命日である。三回忌。あっという間の2年。

私は変わらず過ごしています。

さらに太ったので会ったら分からないかも。

少しは痩せないとね。

 

アイドルオタクを卒業して、コロナ禍に入って、何が1番変わったかというと投げ銭アプリに新たにハマってしまって数年ぶりに金策に走る日々を送ってます。

ほんと懲りねえなと心では笑ってるけど止められないからしょうがない。

 

今日はここにいわゆる、世間一般でいう「推し」と過ごし、ともに闘い、そして「推し」の元を去った私の10ヶ月の記録を残そうと思う。

あの日々を忘れたくないから。

と言ってももうほとんど忘れているけど…。

それくらいアイドル業界と違って配信業界は時間の流れは早いのだ。

 

昨年8月のお盆時期にちょうどコロナに罹った。

ちょうど盆休みの最中であり、社会人の鑑だな、と自画自賛したくなるくらいベストなタイミングで罹った。熱がそこまで上がらなかったのが不幸中の幸い。日々変わる症状に合わせて薬を飲み、ゴロゴロして過ごしていた。

 

SNSを読み漁っていてふととある同級生のページに目が止まった。

とあるアプリで「配信」をしているとの事。

昔取った杵柄で配信とは何たるかは知っているつもりだ。

48GがかつてSHOWROOMというアプリで配信をしていた頃、何回か推しの配信を見たことがあったのだ。

卒業以来会ってもない、連絡すら取ってない、クラスが1年だけ一緒でさして仲も良くない同級生ではあるがいかんせん時間的余裕だけは膨大にある。家もWiFiを繋いでいて通信環境も安定している。

今どんな風になっているのだろう?という単なる興味でそのアプリを入手した。

 

残念ながら件の同級生の配信を初めて見た時のことは何も覚えていない。ただ、SHOWROOMでアイドルの配信を見ていた時とは比べ物にならない距離の近さに衝撃を受けたことは覚えている。

そこにいる一人一人の名前を呼び会話をする。顔はもちろん本名さえ知らないもの達が文字だけで会話をしコミュニケーションを取る。

基本的にコメントは全て読まれる。コメントを元に会話が広がっていく。

SHOWROOMは観覧の度合いが強かったがそうではなく「参加」なのだ。

その文化の違いに衝撃を受け、同時に強く惹かれた。

そのことがきっかけとなり、わたしは配信アプリにどっぷり浸かっていく。

そうそうに課金することを覚えイベント最終日(イベラス)にはギフトを投げた。

キリ番ミラ番という懐かしい言葉があり、合わせることにも挑戦した。

 

一度合わせることに失敗してそこにいたリスナーと揉めてしまい、そこには行かなくなった苦い思い出もある。

これらを1ヶ月も経たず、2週間くらいの速さで経験した。

初期に失敗したおかげで立ち回りは覚えられた。

同級生の配信を中心に固定せずうろうろとライバーの配信を見ていた。

 

配信業界には推しマーク、いわゆる推しマというものがあり、リスナーは推しのライバーのマークをアカウント名につけていることが多い。

48Gで言えば推しサイのようなものだ。高柳さんは黄緑と黄色だった。

同じ枠(配信のこと)にいるリスナーがつけている推しマも次に行く枠の参考になる。

わたしはそのように行く枠を増やしていった。

 

そして、いわゆる世間一般で「推し」と呼べるライバーに出会ったのだ。

わたしは「推し」という言葉は高柳さん以外には使うつもりはないのでこのようなまどろっこしい言い方をしている。

 

私にとって「推し」は高柳明音だけであり、彼女が最初で最後の、そして唯一無二なのだ。軽々しく他の人に使いたくない。

だから今でも「最推しでしょ?」と言われてもはいそうだとは答えない。1番応援してると答えている。めんどくさいオタクである。

 

話がそれたが1番応援してることになるライバーと出会ったところで今日は終わる。書きすぎて疲れた。

 

高柳さんとの10年分の出来事を10ヶ月で経験した濃い日々のことはまた別の機会に。

二人でお酒を

タイトルは48縛りにしてたけど合うのがなくて梓みちよに頼ってみた。

 

恋してる人からは直前で連絡がきて変な感じで仲直りしました。まぁフリはこちらからだったのだけど。

 

それは置いといて、ものすごくお世話になった方が急に亡くなって。

 

1週間経つのだけど未だに実感は湧かず。

 

一人で正気でいたくなくて、やけ酒のように毎晩飲んで、流石に昨日お腹壊して大人しくしてました。

 

別の会社の人なんだけど、周りが思っている以上に個人的にお世話になって、送り迎えやご飯、どこでも連れて行ってくれた。

 

こっちにくる時はいつでも連絡してよ。ご飯連れてくから。

 

遠慮して連絡しなかった。

こんなに早く別れがくるなら甘えてしとけばよかった。

面倒見のいいあの人なら喜んでくれたはずなんだよ。

 

お誘いなんていつでもできるとおもってたから。

だって46歳だよ?そんなに早く別れが来るなんて思わないでしょ?

 

一緒にご飯を食べに行ったお店、ちゃんと覚えておけば良かった。

また行けると思ってたから全然覚えてない。馬鹿だ私は。

 

彼が亡くなってほぼ毎日煽るようにお酒を飲んでたけど、ふと献杯はしてないことに気づいた。

 

だいたい複数人でご飯に行ってたけど、一度二人だけで二次会をしたことがあって。

その時はワインを飲んだんだ。

その日は彼の昔からの友達も一緒で結構深い話もして。こんな小娘にもそこそこ腹割って話してくれるのが嬉しくて。

 

だから今日は亡くなったあの人のためにワインを飲む。

焼酎党の貴方にワインはおかしいけどね。私がワインを飲みたいんだよ。

だからつきあってくださいよ。一緒に飲んでくださいよ。

 

天国の飲み屋でオススメを教えてね。私がそっちに行ったら連れて行ってね。今度こそ甘えるからね。

その時を楽しみにしてこれからも生きていきます。

 

献杯

自分がしあわせになるために 彼女をふしあわせにしてしまう

最愛の推し、高柳さんが無事にグループから卒業した。

卒業発表からコロナ禍なら見舞われ約1年を経てようやく旅立っていかれた。

 

もはや推しと言うのも憚られる程度の応援しかしていなかったので寂しいとかそういうのはなくて「あー卒業したんやね。おめでとう」くらいの気持ちで当日を迎えたし、何なら卒コンも行けてない程度なので多少のセンチメンタルはあったものの1日2日でそれも終わった。

 

ここ数年は高柳さんを推していた熱狂からは冷めて、ある意味現実を生きている。

 

もう何年も色恋沙汰に無縁だったが、最近気になる人がいる。ほぼ毎日連絡を取り合い、相手が何を望んでいるか知りたいし叶えたいと強く思う。恋してるし愛してるんだと思う。

 

というものの上手くいかないんだ。

気持ちも伝えられないし、連絡を取ろうとしてもタイミングが良くないみたいでイラつかせてるし。

尽くしたいと思う気持ちや行動が全て裏目に出て、正直辛い。

 

とは言え、職場の関係もあって「無償の愛」を浴びせ続けている訳でもない。

相手は出向していて、私が適宜情報を送っている。私がいなければ自分から連絡をとって情報を仕入れないといけない状況であり、それはかなりの負担である。

本人が認識しているかどうかは知らないし気づいてなければそれだけのこと。

 

でもそんな行動の一つ一つに愛がなければ出来ないことなんて山ほどあって、それに気づいてくれなかったら私の存在なんてなくてもいいと思うんだ。

 

押し付けがましくてそれは愛でも何でもないかもしれないけどそれでも私は愛が欲しい。

 

今日喉が痛くて具合が悪いってLINEが来た。

私は心配で電話した。声が聞きたくて。

でも相手からしたら喉痛いって言ったのに何で電話してきた?って。

 

私は辛い時しんどい時に声を聞きたいと思って欲しいし声を聞きたい。でもそれは叶わない。だって私なんて求められてないしそもそも私が辛い状況になったなんて相手にとっては取るに足りないことでどうでもいいんだから。

 

与え続けるなんて無理。もう無理。

 

あれこれ考えてたけど全部嫌になった。

 

愛してるけど傷ついてばかりなら考えないといけない。

 

7/3に共通の知人とともに会う約束してたけどもういいかな。

だって私の奉仕は伝わらないんだもん。好きにしたらいい。

 

アイドルを推すのはすごく大変だけど、やりがいあって楽しかった。

少なくとも高柳さんはファンのこと平等に愛してくれてたと思う。愛に真摯に応えてくれていた。

それって稀有で尊くて愛おしい日々だったんだと今更思う。

 

高柳さんほどに推せるアイドルはいないし、アイドルでなくてもそういういい人とも巡り会えないかも、と思う今日この頃。

 

ホントは今すぐにでも僕は駆けつけたかった〜駆けつけた編〜

卒コンのチケットは確保してあとは入金…

というところでふと手帳を見直すと3/15に外せない重要なイベントが入っていて泣く泣く卒コンは諦めることに。

会社勤めなのでそれはしゃーなし。稼がなきゃ遠征すら出来ないんだから。

 

宮崎と大分と熊本のチケットをゲットし、

久しぶりのライブ観戦に心躍る最中のコロナ騒ぎで若干の迷いはあったけど移動を制限されていたわけではなかったので行った。

月末に仕事で熊本に行く予定だったので同じ移動じゃん、とその時は思って。

 

何を血迷ったのか高速バスを予約してしまったので4時間ほど揺られて宮崎到着。

ホテルにチェックインして会場へ向かう。

 

久々の現場。わーこんな感じだった!と懐かしく思いながら入場。

サイリウムを引越しの時に処分していたので買わなきゃと物販列へ。買い物はそれだけ…と

思ったのだが。

 

気がついたらトートバッグやらTシャツやらパーカーやら買ってた。

久々すぎて金銭感覚がバグった。

うちわもあれば、と思ったけどうちわは無かった。そう言えばうちわ持ってる人も少なかった。地方だからかな。

 

席はもちろん後方。一番後ろ。音響と同じ並び。

隣がちょうど空いてたので見やすい位置から観れるし踊りやすいね、くらいに思って開演を待っていた。

 

ガチで追っかけていた時、開演前からドキドキしていた。演者でもないのに。

今ならわかる。

楽しみで楽しみで早く見たくてドキドキしていたんだと。

 

でももうそんな気持ちはなくて、何なら居心地が少し悪かった。

新曲を聴くこともほぼなくて分からない曲も増えている。楽しめるかという不安。

好きで来たのに嫌になって帰りたくないという不安。

 

色々考えていたら客電が落ちていつものが始まった。

SKEはMix打たないよね〜とか思いながらサイリウム振ってた。

緞帳が上がる。メンバーがいる。

 

一曲目は「未来とは?」

あー高柳さんいると思ったら自然と泣けてきた。

ああ、私はやっぱり会いたかったんだ。と思った。

 

2年くらいコンサートにも握手会にも行ってなかったしもうそんなに好きではないと思っていたけど実際に目の前にいると嬉しくて涙が溢れた。

 

久しぶりのライブは素直に楽しかった。

名前の分からない子もいたけどおしりんやるかが綺麗なお姉さんになっていて頼もしかったし選曲もMCもどれも楽しかった。

あかりんMC上手になったな〜とか感慨深いところもあったし満足だった。

ただ、高柳さんのパフォーマンスにキレがないように感じてそこは少し残念。

でも煽りは相変わらず天下一品だな!!と。

大分もチケット取って良かった。もう一日観られる!!とその日は思った。

アイシテラブル聴きたかったなー明日やるかなーとかちょっとワクワクした。

 

すっかり気に入った「ソーユーとこあるよね?」を聴きながらバスに揺られて帰路に着く。

 

 

書きながらふと思い出した。

SKEのライブに初めて行ったのは

今はなきZepp福岡で開催された「未来とは?」の発売記念ミニライブだった。

そのライブの一曲目が「未来とは?」で、

その時も初めて生で見る高柳さんを見て泣いた。

 

始まりと終わりが同じ曲って運命じゃないか。

 

色んなイベントにタイミング悪くて行けないことの方が多かった。

縁ないなぁと思ってたけどちゃんと繋がってた。

良かった。

 

というオタクに都合良い感じで締めたい。

それくらいは夢見てもいいと思うのよ。

 

 

ホントは今すぐにでも僕は駆けつけたかった〜そうだ、コンサートに行こう編〜

高柳さんの卒業発表後、特に私の日常は変わらずちょうど仕事も忙しかったので時間は慌ただしく過ぎ去っていった。

 

一度遠征をやめてしまうと次に行動するのは思い切りが必要なのと単に気持ちが乗らなかったのと両方あって、このまま卒業の日を在宅のオタクとして(オタクとも呼べないけど)過ごすつもりだった。

 

12月1月とバタバタ過ごして、少し落ち着いた2月初旬の夜。珍しく晩酌した。

基本家で飲むと酔いが回るのが早いので飲まないようにしているけどたまーに気が向いたときに晩酌する。

 

たまたまそういう日だった。

 

ほろ酔いでメールをチェック。

その中で3月に行われる卒業コンサートのライブビューイングのお知らせが来ていて妙に気になってしまった。

酔っていたせいもある。

私は酔うと気が大きくなる。

 

手始めに卒コン、大分宮崎の全ツチケットがまだ購入できるか調べる。

チケットはチケセン以外でもチケットぴあやらでも買える。

これは過去の経験則から分かっている。

 

高柳さんがNMB48と兼任していたときに全国ツアーがあった。

当時の居住地であった福岡のチケットを取った後に出演しないことが知らされた。

そんなことあるか?

博多駅ミスドで知ってうなだれたぞわしゃ。

その時は調べて土壇場で広島のチケットを確保できた。

すっげぇ後方の席だったけど。

でも行って良かったと今でも思ってる。

 

まだチケット確保できるという確信もあった。卒コンは無理でも大分や宮崎という九州の僻地でチケット完売は有り得ない。

SKEの全ツで長崎会場は5次販売までしていたことを忘れはしない。

(先行でチケット取ったのに2階席だったことも根に持っている)

 

後方の席でもいい。同じ空間にいたいと思って調べた。

 

普通に売ってた。

 

流石に卒コンは△(残少)だったが大分と宮崎は○印ついてる。

即ポチる。

行き方とか宿とか何も考えず。

その日のうちに宿とか交通手段も確保した。

出張での宿はめんどくさくて当日決めるこの私が光の速さで決めた。

酔ってる時の行動力すごい。

仕事も酒飲んで行こうか。ダメか。

 

酔った勢いでコンサートのチケットを確保。

オタクとは思えない思いつきだったので卒コンの日にすっごく重要な用事が入っていた事を翌日思い出したり、コロナで移動手段に不安が生まれたり色々ありましたが無事にコンサートに行って楽しんだという訳です。

 

その話はまた近々書きます。

 

春に別れて夏が過ぎもう秋が限界だね

初めての投稿から4ヶ月ほど経過して、

その間特に変わらなく生活していたのだけど、

 

10/4(10/5の方が正しいかな)の真夜中に卒業発表してた。

 

その時は思っていたよりも何年も後で、

そしてあっけなく終わってた。

だって丑三つ時だもの。ふつうに寝てたよ。

 

もっとショックを受けるかと思ってたけど

普通に生活できている。

5年以上前から心の準備はずっとあって、

その時がようやく訪れただけ。

案外心の整理はこの離れた時間でつけられてたみたい。

 

でも、ここ数日落ち着かなくて暇さえあればツイッターを眺めてる。

博多座あるじゃんとかツアーは間に合いそうとか。

 

最後だから会いたいというのは

絶えず応援してきた人たちに申し訳ないけど

会いに行きたい、パフォーマンスを見たいという気持ちが残っていて。

できる限りで行動しよう。見届けよう。

 

最高のアイドルの最後の日までゆるゆると応援していくことを決めた数日間でした。

すぐに燃え尽きる恋よりずっと愛しい君でいて

AKB48の11枚目のシングル、「10年桜」。

今年は発売から10年らしい。

 

私が48Gを追いかけ始めたのは

2010年からなので

発売当時のことは知らないけど、

それこそ本気で興味を持つようになったのは

この曲を聴いてからなので感慨深い。

 

入口はAKB48で「推し」を誰にしようか

フラフラしていた時にSKE48を知って、

高柳明音ちゃんを知って、

私の「推し」になった。

 

たぶんこれからの人生で

こんなに好きで好きでたまらなくて

お金も時間も惜しみなく使う対象は

もう現れないと思う。

 

でも、気づいたら

距離を置くようになってしまった。

思いつく理由はいくつかあるけど、

本当はよく分からない。

もう1年以上握手会にも劇場公演にも

ライブにも行っていない。

 

嫌いになった訳じゃない。

ただ会いに行く理由が見つからないだけ。

 

10年桜」の一節

「すぐに燃え尽きる恋よりずっと愛しい君でいて」

がすごくしっくりくる。

8年くらい好きだったな。

今まで付き合ったどの人よりも長かったな。

今はどう思ってるんだろう。

今でも好きなのかな。

会いに行こうかなとは思うんだけど

体が追いつかないんだ。

 

ここでは高柳さんへの気持ちを素直に綴ろうと思う。

けじめの為じゃなくてこれからの為に。